年末恒例のF1総集編が、2010年はカット。
F1バブルの時は5時間ぐらいかけて放映してた総集編ですが、
ここ数年はせいぜい2時間程度のムチャな編集でした。
それでも放送自体は何とか続いていたんですが、
とうとう放送すらされなくなってしまったというお話。
何が残念かって、昨年2010年のF1は過去10年の中でも
間違いなくダントツで面白かったということ。
加速度的につまらなくなっていた近年のF1から、ファンが続々と離れて行く中で、
執念深く追い続けて良かったと思えるほどに最高の一年でした。
それだけに期待していた総集編。
こりゃ例年よりも放送時間が長くなるだろうなんて期待していたら、まさかの放送中止。
本当にフジTVは・・・と、これもいつも通り怒りを募らせていました。
そんな中で、総集編のいわば代替用として放送されたのが『F1サムライの涙』。
今年で撤退するブリジストンにスポットを当てた構成です。
総集編待ちをしていただけに、正直その内容には全く期待していなかったのですが、
これが意外にも中々良かった。
特に、最終戦で逆転王座を射止めたベッテルと、浜島さんのやり取りは感動的でした。
祝福に向かった浜島さんに、ベッテルが感謝を込めて伝えた言葉が今回のタイトル。
それに対して「イエス!」と力強く答えた浜島さんが印象的でした。
「あなた(浜島)が戻って来るまではね」と、その後のリップサービスも忘れないベッテル。
本当に心から祝福したくなる新チャンピオンです。