【チーム】
コンストラクターズ2位を獲得して、昨季の体たらくから躍進を遂げた。
首位レッドブルともさほど離されていないが、
本当にそれほど速かったのかという気もする。
序盤こそFダクトでアドバンテージを築いたが、
中盤以降は各チームに真似をされて優位性を失った。
それでもドライバー2人が王座争いに踏み止まったのは、
まさに彼らの実力だったように思える。
チャンピオンタッグはダテではなかった。
一方で、1989年のセナ=プロスト以来のチャンピオンタッグだったが、
結局王座を逃したことで、過去6回あったタッグの中でも、
最もショボいチャンピオン2人であることを証明してしまった。
【バトン】
王座を獲ったベッテル以上に評価を上げた人物。
特に日本では、昨年まで琢磨狂信者によって
執拗なネガティブキャンペーンを張られていたため
バトンの評価は著しく貶められていた。
今後は日本でも正しく評価されることでしょう。
しかし純粋な速さではハミルトンに劣るため、
来季もレースペースでチームメイトを上回れるかが鍵。
【ハミルトン】
現役王者だったバトンを予選で圧倒し、その速さにもはや疑問の余地なし。
決勝でも、時に爆発的な速さを見せるが脆さもあり、
結果的にバトンに差を詰められてしまった。
またかつてのようにチーム全体からのバックアップ、
すなわちナンバーワン待遇も望めない。
クソガキの様だった言動も、すっかり大人しくなったが
来季チームメイトで争う事態になったら、果たして冷静でいられるか。